東京穀物商品取引所
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先物取引入門
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上場商品の紹介
農産物は、通常一年に一回だけ生産(収穫)されるので、工業製品のように需要に見合った生産調整をすることが困難であり、産地における作付状況や気象条件が特に大きな価格変動要因になります。
大豆は、食用油、味噌、醤油、納豆、豆腐、煮豆などの日本伝統食品の材料として欠かすことができません。
現在その大豆のほとんどが米国、ブラジル、中国等からの輸入に依存しています。Non-GMO大豆は、遺伝子組換えがされている大豆とは分別して流通されたことを証明するIPハンドリング・マニュアルの証明書が添付されたアメリカ合衆国産黄大豆I.O.M(インディアナ・オハイオ・ミシガン)未選品を標準品として取引されています。また、一般大豆は、分別流通された遺伝子組換えアメリカ合衆国産黄大豆未選品又は、遺伝子組換え大豆と非遺伝子組換え大豆が分別されていないアメリカ合衆国産黄大豆未選品を標準品として取引されています。近年では輸出量が増大しているブラジル産大豆が、供用品として受渡しできます。
和菓子、甘納豆、羊かん、しるこ、赤飯などの原料である小豆は、昔から私たちの生活になじんできました。
小豆は全国各地で生産されますが、主な生産地は北海道でその大部分が消費地に出回ります。しかし、北海道での小豆生産は、天候、気温など気象条件によって豊凶の差が大きいことから農家の安定作物指向が強まり、加えて、農作業に手間がかかることなどもあって、近年、とみに作付面積が減少傾向となって生産量も漸減し、相当量を中国からの輸入に依存している状況です。
コーヒーや紅茶を飲む時やアイスクリーム、菓子などに使われている砂糖は、身近な食品の一つです。砂糖には、熱帯から亜熱帯地方で生産されるサトウキビを原料とする「甘しゃ糖」と、寒帯地方で生産されるビート大根を原料とする「てん菜糖」があります。甘しゃ糖はサトウキビから粗糖を作ってから精糖にする2段階の工程をとりますが、てん菜糖はほとんどが生産地で精糖にされます。粗糖とは、サトウキビを絞って糖汁を作り、不純物を取り除いた後、煮詰めて結晶させ、糖蜜を分離したものです。また、精糖とは、粗糖の不純物を取ってから、脱色、結晶させたものです。世界の砂糖の生産のほとんどは甘しゃ糖で、わが国の粗糖はほとんどタイやオーストラリアから輸入しています。
生活水準の向上は、肉、卵、牛乳や乳製品など畜産物の消費を拡大させていますが、それに伴い多くの家畜の飼料が必要となっています。飼料は主に配合飼料として製品化されていますが、その原料の半分近くがとうもろこしで占められています。
また、食品用としてコンスターチ、ぶどう糖、水飴、異性化糖など糖化用として甘味料の原料に、また各種食品の原料のほか、そのまま食用にも供されています。わが国ではほぼ全量を輸入に頼っていますが、その相当部分が米国産です。
とうもろこしは、世界各地で生産されますが、大豆と同様に米国が最大の生産国です。
ほろ苦く芳ばしい香りの飲み物のコーヒーは、産地が限定された作物で、主に北緯25度から南緯25度の間の「コーヒーベルト」と呼ばれる一帯で生産されています。コーヒー豆はコーヒーチェリーと呼ばれる果実の種で、その豆は果実を精製して取り出され、グリーン・コーヒーと呼ばれる生豆になります。その精製方法には、水洗いしてから乾燥させて脱穀する水洗式(ウォッシュド)と最初から天日乾燥させてから脱穀する乾燥式(アンウォッシュド)などがあります。
コーヒーにはアラビカ種とカネフォラ種ロブスタなどがありますが、世界の生産高の70%がアラビカ種で、主産地はメキシコとグァテマラからブラジルまでの中南米諸国です。主にレギュラーコーヒーとして飲まれています。次に生産が多いのはロブスタで、主産地はアフリカ諸国、インドネシア、ベトナムのアジア諸国です。主にインスタントコーヒーや缶コーヒーとして利用されています。また、日本の輸入量の7割はアラビカ種で占められています。当所はアラビカ種を取引対象にした「アラビカコーヒー」とカネフォラ種ロブスタを取引対象にした「ロブスタコーヒー」の2つのコーヒー生豆を上場しています。
大豆ミールは、大豆から油脂を抽出したのちに得られる産物を過熱乾燥した大豆油かすで、ミール状(一般には2ミリ以下の粒が中心)のものです。
大豆ミールは、国内での生産は約八割で、その原料の大豆はすべて海外から輸入されており、日本をはじめ世界で最も重要な蛋白系配合飼料原料として、主原料となるとうもろこしとともに、特に家畜生産において安全な配合飼料用として多く利用されています。
栄養学的に裏付けされた配合飼料の利用により、良質な畜産物や水産物が生産され、私たちの食生活に牛肉、豚肉、鶏肉、魚など、豊富な食材が提供されています。
このように大豆ミールは、私たちの食生活と大きな関わりを持っています。

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