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このWebサイトは、中高生を含む初級者向けに「農産物先物取引」について理解を深めてもらうことを目的としたサイトです。
「「農産物先物取引」って何?」では、やさしく農産物先物取引について解説しています。
「「農産物先物取引」って何?」でどのくらい理解できたのか、あるいは、今、どのくらい知識をもっているのかを確認したい時には、「先物取引理解度チェック」のクイズの活用をお薦めします。
「農産物先物取引体験」はこのサイトのメインコンテンツです。実際の取引のシミュレーションが楽しみながら体験できますので、是非、お試しください。
シミュレーションは次のようなシナリオで展開しています。指導の際の参考にしていただけましたら幸いです。
(1)大豆
生産者(売り)
毎年、大豆を豆腐メーカーに販売する大豆生産者は、4月(作付時期)時点において、10月24日には収穫した大豆を豆腐メーカーに1トンあたり46,750円で販売したいと考えています。
4月5日に、先物市場の10月限の先物価格は1トンあたり46,750円でした。生産農家にとってこの価格は魅力的であり、10月の収穫期に産地の現物価格が豊作によって下落する可能性もあることから、価格下落リスクの回避と販売金額の固定のため、先物市場で10月限を1トンあたり46,750円で売りヘッジしました。
その後、6月14日に、中国が大豆を大量に輸入するとの外電から高騰し、46,500円となりました。夏場は産地が台風などに見舞われ、大豆にも大被害との報から、一時、10月限の先物価格は1トンあたり50,000円を伺う勢いとなり、その後も4月に売り建てた価格よりも高値で動いていましたが、最終的には好天が続いたことから、去年よりも若干の豊作となりました。
秋になって、生産者は大豆を収穫し、10月24日にメーカーに大豆を販売しようとしたところ、豊作によって大豆の現物価格は1トンあたり46,500円、先物価格(10月限)も売りヘッジしていた4月5日の価格46,750円より250円下がって1トンあたり46,500円となっていました。売りヘッジを行っていたため、最終的に、メーカーに安く販売して損を出した分を、先物で得た益で相殺して、損益をゼロとすることが出来ました。
豆腐メーカー(買い)
毎年、豆腐を製造するため10月に仕入れている豆腐メーカーは、5月の仕入計画作成時点において、10月24日には収穫した大豆を生産者より1トンあたり45,900円で仕入れしたいと考えています。
5月2日に、先物市場の10月限の先物価格は1トンあたり45,900円でした。豆腐メーカーにとってこの価格は仕入れするのに充分な価格であり、10月の収穫期に国内の景気回復による豆腐の需要増加で大豆価格の高騰する可能性もあることから、価格高騰リスクの回避と購入金額の固定のため、先物市場で10月限を1トンあたり45,900円で買いヘッジしました。
春先は国内景気の減退が年内も継続すると予想されていましたが、秋になって、景気の減退が一服し、他の豆腐メーカー等の大豆需要も増加したため、価格も5月の予想より上昇してしまいました。10月24日に豆腐メーカーが生産者から大豆を仕入れしようとしたところ、大豆の現物価格は1トンあたり46,500円、先物価格(10月限)も買いヘッジしていた5月2日の価格45,900円より600円上がって1トンあたり46,500円となっていました。買いヘッジを行っていたため、最終的に、生産者から高く仕入れて損を出した分を、先物で得た益で相殺して、損益をゼロとすることが出来ました。
投資家(売り、6月の相場表の場合)
投資家は6月に夏のボーナスが入ったため、先物に投資して利益を得たいと考えています。大豆の収穫の秋に値が動くと考え、10月限に投資することにしました。
6月15日に、先物市場の10月限の先物価格は1トンあたり45,880円でした。6月14日には、国内でBSE(狂牛病)が発生し、牛肉需要後退懸念から飼料用大豆の在庫量が増えるとの予想で先物価格が下落したと報道されていたため、投資家は収穫期の10月までBSE(狂牛病)騒動が継続して、需要が回復せず、先物価格は現在の価格よりも下がると予想したことから、先物市場で10月限を1トンあたり45,880円で売りました。
その後、夏場は天候相場で高騰、暴落がありましたが、秋になって、景気の減退が一服し、BSE(狂牛病)も沈静化して、再び他の飼料メーカー等の大豆需要が増加したため、価格も6月に投資家が予想し売っていた価格よりも上昇しており、最終的に損失を被ってしまいました。
投資家(買い、6月の相場表の場合)
投資家は6月に夏のボーナスが入ったため、先物に投資して利益を得たいと考えています。大豆の収穫の秋に値が動くと考え、10月限に投資することにしました。
6月15日に、先物市場の10月限の先物価格は1トンあたり45,880円でした。6月14日には、国内でBSE(狂牛病)が発生し、牛肉需要後退懸念から飼料用大豆の在庫量が増えるとの予想で先物価格が下落したと報道されたばかりでしたが、投資家は収穫期の10月にはBSE(狂牛病)騒動も沈静化し、需要が再び増加して、先物価格は現在の価格よりも上がると予想したことから、先物市場で10月限を1トンあたり45,880円で買いました。
その後、夏場は天候相場で高騰、暴落がありましたが、秋になって、景気の減退が一服し、BSE(狂牛病)も沈静化して、再び他の飼料メーカー等の大豆需要が増加したため、価格も6月に投資家が予想し買っていた価格よりも上昇しており、最終的に利益を得ることが出来たのです。
投資家(売り、7月の相場表の場合)
投資家は7月に夏のボーナスが入ったため、先物に投資して利益を得たいと考えています。大豆の収穫の秋に値が動くと考え、10月限に投資することにしました。
7月11日に、先物市場の10月限の先物価格は1トンあたり48,450円でした。7月2日には、産地の天候が低温続きで、大豆の生育状況が大幅に遅れて高騰していると報道されたばかりでしたが、投資家は収穫期の10月には天候が安定して収穫量が増加し、先物価格は現在の価格よりも下がると予想したことから、先物市場で10月限を1トンあたり48,450円で売りました。
その後、夏場は産地が台風などに見舞われ、大豆にも大被害との報から、一時、10月限の先物価格は1トンあたり50,000円を伺う勢いとなり、その後も7月に売った価格よりも高値で動いていた時期もありましたが、投資家はいずれ、もっと安くなって、利益を出せると考え、取引を終了せずにいました。秋になり、最終的には好天が続いたことから、去年よりも若干の豊作となり、価格も7月に投資家が予想し売っていた価格よりも下落しており、最終的に利益を得ることが出来たのです。
投資家(買い、7月の相場表の場合)
投資家は7月に夏のボーナスが入ったため、先物に投資して利益を得たいと考えています。大豆の収穫の秋に値が動くと考え、10月限に投資することにしました。
7月11日に、先物市場の10月限の先物価格は1トンあたり48,450円でした。7月2日には、産地の天候が低温続きで、大豆の生育状況が大幅に遅れて高騰していると報道されていたため、投資家は収穫期の10月まで天候が不安定で、先物価格は現在の価格よりも上がると予想したことから、先物市場で10月限を1トンあたり48,450円で買いました。
その後、夏場は産地が台風などに見舞われ、大豆にも大被害との報から、一時、10月限の先物価格は1トンあたり50,000円を伺う勢いとなり、その後も7月に買った価格よりも高値で動いていたことから、投資家はいずれ、もっと高くなって、さらに利益を出せると考え、取引を終了せずにいました。しかし、秋になり、最終的には好天が続いたことから、去年よりも若干の豊作となり、価格も7月に投資家が予想し買っていた価格よりも下落しており、最終的に損失を被ってしまいました。
(2)コメ
生産者(売り)
出来秋にコメを販売する生産農家は、5月の作付け後、10月6日には収穫したコメを60kg(1俵)あたり16,250円で集荷業者へ販売したいと考えています。
6月10日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,250円でした。生産農家にとってこの価格は魅力的であり、10月の収穫期にコメの現物価格が豊作によって下落する可能性もあることから、価格下落リスクの回避と販売金額の固定のため、先物市場で10月限の先物契約を16,250円でA枚(=6,000kg(100俵))を売り建てました。
その後、10月限の先物価格は6月に売り建てた価格よりも高値で動いていましたが、その後、生育も順調に推移し、作況指数も「やや良」と発表されて、去年よりも若干の豊作となりました。
秋になって、生産農家はコメを収穫し、10月6日にコメを販売しようとしたところ、豊作によってコメの現物価格は60kg(1俵)あたり16,150円、先物価格(10月限)も売り建てていた6月10日の価格16,250円より100円下がって60kg(1俵)あたり16,150円となっていました。
集荷業者(売り)
生産農家からコメの委託販売を受けた集荷業者は、そのコメを卸業者へ販売するまで保管していますが、9月29日には収穫したコメを60kg(1俵)あたり16,150円で卸業者へ販売したいと考えています。
6月20日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,150円でした。集荷業者にとってこの価格は魅力的であり、豊作見込により販売前にコメの現物価格が下落する可能性もあることから、価格下落リスクの回避と販売金額の固定のため、先物市場で10月限の先物契約を16,150円でA枚(=6,000kg(100俵))を売り建てました。
その後、10月限の先物価格は6月に売り建てた価格よりも高値で動いていましたが、その後、生育も順調に推移し、作況指数も「やや良」と発表されて、去年よりも若干の豊作となったことから9月には価格が下落してしまいました。
9月29日に集荷業者がコメを卸業者に販売しようとしたところ、予想通りコメの現物価格は60kg(1俵)あたり16,100円、先物価格(10月限)も売り建てていた6月20日の価格16,150円より50円下がって60kg(1俵)あたり16,100円となっていました。
集荷業者(買い)
一部のコメを毎年9月に直接、生産農家より仕入れしている集荷業者は、6月の仕入計画作成時点において、9月26日には収穫したコメを生産農家より60kg(1俵)あたり16,150円で購入したいと考えています。
6月20日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,150円でした。集荷業者にとってこの価格は購入するのに充分な価格であり、9月の収穫期には不作によって、コメ価格が高騰する可能性もあることから、価格高騰リスクの回避と購入金額の固定のため、先物市場で10月限の先物契約を16,150円でA枚(=6,000kg(100俵))を買い建てました。
先物を買い建てた時点では、不作によってコメ価格が高騰すると予想されていましたが、豊作になったものの、秋になっても春からの需要が引き続き継続していたことから、価格も予想通り6月より上昇してしまいました。
9月26日に集荷業者が生産者からコメを購入しようとしたところ、コメの現物価格は60kg(1俵)あたり16,300円、先物価格(10月限)も買い建てていた6月20日の価格16,150円より150円上がって60kg(1俵)あたり16,300円となっていました。
卸業者(売り)
集荷業者からコメを購入した卸業者は、そのコメを食品加工メーカーへ販売するまで保管していますが、10月4日には収穫したコメを60kg(1俵)あたり16,200円で食品加工メーカーへ販売したいと考えています。
6月6日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,200円でした。卸業者にとってこの価格は魅力的であり、10月にコメを食品加工メーカーへ販売するまでの間に保有しているコメの現物価格が下落する可能性もあることから、価格下落リスクの回避と販売金額の固定のため、先物市場で10月限の先物契約を16,200円でA枚(=6,000kg(100俵))を売り建てました。
その後、10月限の先物価格は6月に売り建てた価格よりも高値で動いていましたが、その後、生育も順調に推移し、作況指数も「やや良」と発表されて、去年よりも若干の豊作となったことから10月には価格が下落してしまいました。
10月4日に卸業者が食品加工メーカーにコメを販売しようとしたところ、コメの現物価格は60kg(1俵)あたり16,150円、先物価格(10月限)も売り建てていた6月6日の価格16,200円より50円下がって60kg(1俵)あたり16,150円となっていました。
卸業者(買い)
コメを毎年10月に集荷業者より仕入れしている卸業者は、6月の仕入計画作成時点において、10月17日には収穫したコメを集荷業者より60kg(1俵)あたり16,200円で購入したいと考えています。
6月6日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,200円でした。卸業者にとってこの価格は購入するのに充分な価格であり、10月の収穫期には不作の可能性や需要の増加によってコメ価格が高騰する可能性もあることから、価格高騰リスクの回避と購入金額の固定のため、先物市場で10月限の先物契約を16,200円でA枚(=6,000kg(100俵))を買い建てました。
先物を買い建てた時点では、収穫時には不作となるか、需要が増加して価格が上昇すると予想されていましたが、豊作になったものの、秋になっても春からの需要が引き続き継続していたことから、価格も予想通り6月より上昇してしまいました。
10月17日に卸業者が集荷業者からコメを購入しようとしたところ、コメの現物価格は60kg(1俵)あたり16,250円、先物価格(10月限)も買い建てていた6月6日の価格16,200円より50円上がって60kg(1俵)あたり16,250円となっていました。
食品加工メーカー(買い)
コメの加工食品を製造するため、コメを収穫後の10月に仕入れている食品加工メーカーは、5月の仕入計画作成時点において、10月19日には収穫したコメを卸業者より60kg(1俵)あたり16,100円で購入したいと考えています。
5月10日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,100円でした。食品加工メーカーにとってこの価格は購入するのに充分な価格であり、10月の収穫期に国内の景気回復によるコメの加工食品の需要増加でコメの価格の高騰する可能性もあることから、価格高騰リスクの回避と購入金額の固定のため、先物市場で10月限の先物契約を16,100円でA枚(=6,000kg(100俵))を買い建てました。
先物を買い建てた時点では、需要の減退が年内も継続すると予想されていましたが、その後、需要が回復し、秋になっても引き続き需要が継続して他の食品加工メーカーからのコメ需要も増加したため、価格も5月の予想より上昇してしまいました。
10月19日に食品加工メーカーが卸業者からコメを購入しようとしたところ、コメの現物価格は60kg(1俵)あたり16,200円、先物価格(10月限)も買い建てていた5月10日の価格16,100円より100円上がって60kg(1俵)あたり16,200円となっていました。
投資家(売り)
投資家は5月に株式の運用で利益を上げたことから、その利益を先物にも投資して利益を得たいと考えています。コメの先物取引は初めての経験であったことから、コメの収穫期にあたる10月限が予想しやすいと思い投資してみることにしました。
5月2日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,100円でした。昨年、コメが豊作でコメの在庫が余っていることを見た投資家は、今年も収穫期の10月には天候が安定して豊作となり、先物価格は現在の価格よりも下がると予想したことから、先物市場で10月限の先物契約を16,100円でA枚(=6,000kg(100俵))を売り注文しました。
その後、10月限の先物価格は高値で動いていましたが、いずれ秋になって豊作となり価格が下がると考え、反対売買での決済をしないでいました。
秋になって、コメは豊作となり、価格も下がりましたが、投資家が思っていたほど、価格は下がらず、10月になると証拠金がさらに必要となることから、損を承知で、この辺で取引を終了することにしました。
投資家(買い)
投資家は5月に株式の運用で利益を上げたことから、その利益を先物にも投資して利益を得たいと考えています。コメの先物取引は初めての経験であったことから、コメの収穫期にあたる10月限が予想しやすいと思い投資してみることにしました。
5月2日に、先物市場の10月限の先物価格は60kg(1俵)あたり16,100円でした。株式市場でコメの食品加工メーカーの動きを観察していた投資家は、秋にはコメの需要が増加して先物価格は現在の価格よりも上がると予想したことから、先物市場で10月限の先物契約を16,100円でA枚(=6,000kg(100俵))を買い注文しました。
その後、10月限の先物価格は高値で動いていましたが、いずれ秋になって需要がさらに増加すれば、価格が上がると考え、反対売買での決済をしないでいました。
秋になって、コメは豊作となり、価格も下がってきたため、また、10月になると証拠金がさらに必要となることから、益が出ていたので、この辺で取引を終了することにしました。
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